2021年:再会への確かな歩みと、守り抜いた旬の味
2021年は、試練と希望が交互に訪れる一年でした。度重なる営業時間の大幅な変更や制約の中、新日の基(アンディーズ)は「いつお客様が戻ってきても最高の魚を出す」という一点に集中し、有楽町の高架下で暖簾を守り続けました。
【冬から春:静かな闘志と旬の恵み】 1月から4月にかけて、街は依然として静かでしたが、豊洲市場には変わらず最高の食材が並んでいました。寒ブリ、桜鯛、山菜。お客様に直接お会いできる機会が限られる中でも、アンディは毎朝市場へ通い、仕入れの質を落とすことはありませんでした。再会の時を信じ、牙を研ぐような想いで過ごした春でした。
【夏:オリンピックの夏、有楽町の静寂】 8月、東京に世界が注目するオリンピックがやってきました。しかし、無観客という異例の事態の中、有楽町や銀座の街は期待された賑わいとは異なる静かな夏を迎えました。それでも、届く岩牡蠣やアユの鮮度は抜群。私たちは安全を最優先にしながら、訪れてくださるお客様一人ひとりに、精一杯の「旬」を届け続けました。
【秋から冬:ようやく戻ってきた笑顔と活気】 10月、長く続いた制約がようやく緩和され始めました。待ちわびたお客様が一人、また一人とガード下に戻り、店内に笑い声と「乾杯!」の声が響き渡った時の感動は忘れられません。12月の忘年会シーズンは、少人数ながらも活気を取り戻し、タラバガニや心温まる鍋料理がテーブルを彩りました。