2020年:静かな街の中で、守り抜いた旬の灯

2020年、世界は予期せぬ困難に直面しました。賑やかだった有楽町のガード下からも人影が消え、銀座や丸の内のオフィス街が静まり返る中、新日の基(アンディーズ)は「食を通じて元気を届ける」という使命を胸に、一歩ずつ歩みを進めた一年でした。

【冬:予感と日常】 1月から3月にかけては、寒ブリやタラバガニなど、例年通りの冬の味覚でお客様をお迎えしました。しかし、春の足音が聞こえる頃には、世界の変化は有楽町の街にも影を落とし始めました。

【春:静寂の有楽町と決意】 4月と5月、緊急事態宣言の発令により、有楽町のアーチの下にもかつてない静寂が訪れました。営業時間の短縮や感染防止対策の徹底。店主アンディは、豊洲市場の供給網を絶やさぬよう、そして再びお客様を笑顔で迎える日のために、安全を最優先にしながら準備を整え続けました。

【夏から秋:再会と新たな絆】 7月から11月、少しずつお客様が戻り始めた時期。換気の良いガード下という環境を活かし、冷えたビールと旬の魚介を提供しました。岩牡蠣や秋のサンマを囲む時間は、日常の尊さを改めて実感するひととき。地元の常連様や近隣のワーカーの皆様との絆が、より一層深まった季節でした。

【冬:静かな感謝と共に】 12月、例年の賑やかな忘年会とは異なる、少人数で落ち着いた冬となりました。白子やアン肝など、冬の贅沢品を丁寧に一皿ずつ。激動の一年を共に乗り越えてくださったすべての方への感謝を込めて、2021年という新たな光へと思いを繋ぎました。

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2021年:再会への確かな歩みと、守り抜いた旬の味

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2019年:豊洲市場の初年度と、世界が交差した有楽町